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学校の組織開発物語

~ the Road of the school OD
​用語解説集
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執筆者の写真ミスターK

【解説】内発的動機とチームビルディングの関係性とは

更新日:2019年6月8日


エドワード.L.デシの「自己決定理論」によると、内発的動機づけによる活動は、外発的動機づけによる活動よりも、楽しく、質が高く、持続するとしている。この内発的動機づけの元になるのが「自己決定(self-determination)」「有能感(competence)」「対人交流(interpersonal relatedness)」である。


チームビルディングプログラム(以下TBプログラム)のファシリテーターが最も大切にしていることは、参加者の「自己決定」である。TBプログラムの場では、最初のグルーピングから学生らは「自己決定」を促される。ファシリテーターはそれを見守り、できる限り介入はしない。


また、その「自己決定」の場の中で「対人交流」が進むようにTBプログラムは設計されている。進んでいく「対人交流」は、参加者の相互理解を深め、自己理解を深めること、すなわち、新たな自分との出会いや自分に対する見方の変化する体験を積み重ねていく事につながっていく。そうして参加者は自信を実感し、「有能感」を感じていく事になっていく。


これら「自己決定」「有能感」「対人交流」は内発的動機の元となる。すなわちTBプログラムの後に続く活動への主体的な参画意欲を生み出すわけである。

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