【解説】タックマンモデル
タックマンモデルとは、グループがチームへと変容していく過程を5段階でとらえたモデル。心理学者のタックマンが1965年に提唱。 以下の5段階からなる。 1.形成期(Forming) チームが形成され、タスクに取り組み始めた段階。...
タックマンモデルとは、グループがチームへと変容していく過程を5段階でとらえたモデル。心理学者のタックマンが1965年に提唱。 以下の5段階からなる。 1.形成期(Forming) チームが形成され、タスクに取り組み始めた段階。...
北森はチームビルディングが進み、チームワークが機能しているチームの特徴として、以下の8つのポイントを挙げている 1 目標と役割 ① 目標を共有している。 ② 目標を形成する過程を共有している。 ③ メンバーは、目標達成に自発的である。 ④ 目標(達成)...
北森は「グループの中や個人間で、真剣なフィードバックが可能になるとき、より満ち足りた信頼関係や、成熟したグループが生まれる」と言っている。実際にチームビルディングプログラムをファシリテーションしていると、とても開放的で暖かな雰囲気のグループが生まれることがよくある。そのグル...
「ファシリテーション」とは「促す」「促進する」などの意味であり、その働きをする者を「ファシリテーター」と呼ぶ。 北森は、ファシリテーターについて以下のようなメモを残している。 ファシリテーターとは、参加者が体験から学ぶことを促進したり、援助したりする人のことです。...
「リーダーシップ」とはよく使われる言葉であるが、誤解を生む言葉でもあるかもしれない。 北森は「リーダーシップ」と「リーダー」を分けて使っていた。すなわち、リーダーと言う役割の人が発揮する力や影響力だけがリーダーシップと言うわけではなく、誰もが発揮できる「対人影響力」がリーダ...
いかに学生を動機づけ(≒目標づけ)るのか。特に初年次教育では、そのことが大きなテーマになっているようである。 そして様々な初年次教育プログラムを見てみると、主として「学びのテーマ」か「将来の職業(キャリア)」を見せることが、動機づけのための一般的な2大戦略となっているように...
松山大学経済学部の熊谷太郎先生は、「経済政策論Ⅰ」と言う授業の中で、200名の受講者でアクティブラーニングを成立させると言う試みにチャレンジされ、その工夫の要点や教員に求められる姿勢などを、第1回教育サロンにて話題提供として発表された。大東文化大学の門脇学長は、その試みを聞...
教育サロンとは、教育に関わる方々が集う学びの場です。一般社団法人まなびのコミュニティ協会が主催しています。「学生を伸ばすこと」「学生とどう向き合うか」「どうすれば授業が活性化するか」などなど、学生や授業に関することをご自身の問題として考え、工夫を重ねておられる、先生や職員の...
チームビルディングが進むとチームにはいくつかの特徴が現れる。北森はその著書「組織が活きるチームビルディング」(2008年 東洋経済新報社)の前書きの中で、意欲と活気にあふれ、みんなが良好な人間関係のもとにあるチームの姿を以下のように表現している。...
ワールドカフェとは、オープンで自由な対話が促進する場づくりの一つの手法である。 1995年にアメリカ合衆国のアニータ・ブラウン(Juanita Brown)とデイヴィッド・アイザックス(David Isaacs)が偶然に起こったことにヒントを得て始めたと言われている。通常は...
アドラー心理学における「共同体感覚」は、チームビルディングが進んだグループの状態と似ているかもしれない。 チームビルディングが進んだグループにおいては、メンバーの自己理解・相互理解が深まっていき、メンバーそれぞれの目標とチーム全体の目標が統合していく。また、チームの中での自...
組織開発とは、「組織の健全さ(health)、効果性(effectiveness)、自己革新力(self-renewing capabilities)を高めるために、組織を理解し、発展させ、変革していく、計画的で協働的な課程である」(warrick,2005,南山大学中村...
あなたは「チームビルディング」と言う言葉から、どのようなものをイメージされるだろうか。ともすると、授業などの初回に行う、アイスブレイク的なものを想像されるかもしれない。 北森は、その著書「組織が活きるチームビルディング」(2008年...
北森 義明(きたもりよしあき) 1936年5月7日生まれ 武蔵野大学客員教授 順天堂大学名誉教授 (株)ラーニングバリュー取締役顧問 (株)ノースウッド・研究所所長 【専門分野】 組織開発、チームビルディング、チームワーク、リーダーシップ 対人間コミュニケーションなど...
チームビルディングプログラムにおいて、個々のコンテンツ以上に重要で、かつファシリテーターにとって最も難易度が高いのが、この「ふりかえり」と「分かちあい」である。 「ふりかえり」では、今起こったことに焦点を当てて、自分自身の気持ちや感情、他者との関わりなどを振り返っていく。所...
順天堂大学名誉教授の北森義明が企画・開発した、弊社の体験学習プログラム。2日間の集中プログラムで、参加者が①自己理解を深め、②他者の自己理解に協力し、③チームビルディングを体験する、ように構造化されて設計されている。1クラス40名程度に専任のファシリテーターが1名付き、参加...
エドワード.L.デシの「自己決定理論」によると、内発的動機づけによる活動は、外発的動機づけによる活動よりも、楽しく、質が高く、持続するとしている。この内発的動機づけの元になるのが「自己決定(self-determination)」「有能感(competence)」「対人交流...
フィードバックとは、別の言い方をすれば、お互いに相手にとっての「鏡」になるということである。鏡はただこちらの姿をそのまま映すだけで、何の評価もしない。鏡に映った姿を見て、“よい”とか“いやだ”とかの判断をするのは、鏡ではなくその人自身である。つまりフィードバックというのは、...
私たちが他の人と何かをする場合、つまり何らかの相互関係をもつ場合、そこには必ず、「コンテント」(内容)と「プロセス」(関係的過程)が存在する。普通私たちは、どうしても「コンテント」に注目しがちで、「プロセス」には目が向かないことが多い。...