ワールドカフェとは、オープンで自由な対話が促進する場づくりの一つの手法である。 1995年にアメリカ合衆国のアニータ・ブラウン(Juanita Brown)とデイヴィッド・アイザックス(David Isaacs)が偶然に起こったことにヒントを得て始めたと言われている。通常は以下のような手順で行われる。
参加者全員にテーマとなる「問い」を発表し、共有する。
小グループ(4人から6人程度)に分かれて、「問い」について対話を行う。得られたアイデアは広げた模造紙にどんどん書いていく。
指定した時間の経過後、1人がグループに残り、他のメンバーは他のテーブルにバラバラに移動する。そして新グループを再構成し、議論を深める対話を行う。その際に残っていた1人は自グループでどういうアイデアが出たのか、新しいグループのメンバーに説明する役割を負う。
以上を何回か繰り返した後に、各グループの1人がまとめの報告を全員に行い、参加者全体でアイデアの共有を行う。
堅苦しくなりがちな会議の場よりも、カフェでの打ち合わせのように、移動も自由な場のほうが発想が豊かになり、意見も活発になるという思想に基づいている。
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