「ファシリテーション」とは「促す」「促進する」などの意味であり、その働きをする者を「ファシリテーター」と呼ぶ。
北森は、ファシリテーターについて以下のようなメモを残している。
ファシリテーターとは、参加者が体験から学ぶことを促進したり、援助したりする人のことです。
ファシリテーターには、何かを「教えること」ではなく「参加者が自ら発見し、学べる場づくり」を支援するという基本姿勢が求められています。
学習の主役は参加者ですから。
ファシリテーターには、「ともに学ぶ」「共感する」姿勢が求められます。
参加者の言動を、そしてグループの動きを「よく観る」「よく聴く」ことが求められます。
そのように見守る姿勢で居ると「場」が「よくみえて」きます。
そのような観方や聴き方ができるようなっていくためには、自分の枠組み(価値観、思い込みや固定観念、欲求、動機などで構成されている)をよく理解しておくことが必要です。
また、自分の枠組みにとらわれないで、参加者の枠組みで聴こう、観よう、そして理解しようとする姿勢が求められます。
場がよく見えてくると的確な援助ができるようなります。
また、ファシリテーターの発言は、グループに大きな影響を与えること(があること)をわかっていることが求められます。(行動、態度、醸しだす雰囲気なども)
発言は、参加者にわかりやすい言葉で話すことが求められます。
断定的なものいいや指示的、評価的な言動は「場づくり」には非効果的な場合が多いこともわかってきております。
さらに、操作的な言動はしないことが大切です。
できるだけ開放的で親密性、楽天性を発揮できることも求められています。
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