チームビルディングが進むとチームにはいくつかの特徴が現れる。北森はその著書「組織が活きるチームビルディング」(2008年 東洋経済新報社)の前書きの中で、意欲と活気にあふれ、みんなが良好な人間関係のもとにあるチームの姿を以下のように表現している。
チームの内部では、常に円滑なコミュニケーションが行われ、相互信頼感に満ちている。
リーダーは必要なときに必要なだけのリーダーシップを発揮している。
メンバーはそれぞれの持ち味を活かして役割を果たしつつ、チームは課題解決・目標達成をしていく。
そして解決や達成が成し遂げられると、さらにチーム自身によって次の目標や課題が生み出され、新たな取り組みが始まっていく。
その繰り返しの課程で、リーダーもメンバーも成長していく。
2人の学生の発言からは、自己の探求や副専攻課程での学びや体験を通して、チームビルディングが進んでいったことがうかがえる。そしてそのチームビルディングの進行とともに、副専攻課程が与えられたものではなく自分たちのものになり、SA活動を通じてもっと良いものにしていきたい、新たな課題に挑戦したい、そして後輩に繋げていきたい、と言うエネルギーを生み出したと言えるのではないだろうか。
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