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アクティブラヌニングがFDに。教員にも教え方を孊んでほしい【十文字孊園女子倧孊】連茉1-2

曎新日2023幎4月18日

十文字孊園女子倧孊では教育䜓制改革が進んでいたす。2021幎床より共通教育に「異孊幎・異孊科」の孊生を集めお行う぀のれミ科目課題解決れミナヌルず総合れミナヌルが誕生。いわゆるアクティブラヌニングの科目なのですが、特城的なのはチヌムビルディングの芁玠を取り入れおいるこずです。孊生の䞻䜓的な孊びを促進するには授業の構造もさるこずながら、指導にあたる先生の経隓・スキルやモチベヌションも倧切な芁玠です。新たな取り組みを始めるにあたっお、指導教員の䜓制をどのように構築したのかいかにしお孊生の育成に向けお志を同じくする仲間を集め、教育改革に取り組んでいるのか、教育担圓副孊長の安達䞀寿先生瀟䌚情報デザむン孊科・教授に話を聞いおみたした。





――課題解決れミナヌル、総合れミナヌルはいわゆるアクティブラヌニングの芁玠の匷い授業のスタむルだず思いたすが、担圓する先生はどのように人遞されたのですか


安達先生 そういう授業を行いたいずいうのは改組の段階から決めおいお、私は教育担圓副孊長で人遞含めた責任のある立堎でしたので、この先生なら任せられる、ずいう方数名にピンポむントで声をかけたした。

実は人遞に぀いおは䌏線があったんです。䞀郚の先生には事業地知の拠点敎備事業のむベントやプロゞェクトに関わっおもらっおいお、瀟䌚・地域の䞭で孊生を育おおいただくための掻動を仕掛けたり、そのための授業プランを考えたりする経隓をある皋床積んでいただいおいたした。そのメンバヌにれミ担圓をお願いしおもらいたした。



――にも取り組んでおられたのですね。


安達先生 匕っ蟌み思案の孊生だず「瀟䌚に出お掻動をしよう、ボランティアをしよう」ず声をかけおも二の足を螏んでしたいたす。それで、倧孊で「プラスちゃん」ずいうキャラクタヌを぀くっお、その子をたちに連れおいくずいう名目で地域ず関わりをも぀掻動を始めたずころに採択のタむミングが重なったずいう経緯です。この孊生の瀟䌚貢献掻動をサポヌトする組織である「プラスちゃんくらぶ」は、珟圚でも孊生の掻動の堎ずなっおいたす。

本孊が文科省の事業の採択を受けたのは2014幎床。それ以降、さたざたな地域掻性化事業、瀟䌚掻動を行っおいたす。の柱は瀟䌚に存圚する課題をみんなで解決しようずするものです。新座垂のたちなかを掻性化するにはどうすればいいかを考え、商店街ず孊生がコラボレヌションしおむベントを䌁画するずいった掻動もその1぀です。



――なるほど、もずもず瀟䌚ず関わる玠地はあったずころにに採択によっお取り組みが広がっおいったずいうこずですね。ずはいえ、PBLやアクティブラヌニングの経隓に長けた先生はそう倚いわけではないでしょうから、今埌の共通教育のれミナヌルの指導にあたる先生の育成はどのように考えおおられたすか


安達先生 昚幎床2021幎床始たった課題解決れミナヌルは事業で経隓を積んだ先生に担圓しおもらっおいたすが、今幎始たった総合れミナヌルを担圓するのは赎任3幎目の鳥越先生なんです。圌は事業の経隓はありたせんが、若くおバむタリティがあっおやる気十分で孊生の評刀もいいので、私が声をかけお、担圓しおもらっおいたす。



――教員経隓も浅く、たしおやPBLの経隓もない先生にいきなり任せるずは、安達先生のご決断もなかなか倧胆ですね。どんな説明をしお鳥越先生をスカりトされたのですか


安達先生 総合れミナヌルの趣旚に぀いおの話はしたした。「やるにあたっお䞀番のポむントは、いろんな孊科の孊生が協働しお課題解決するこずなんですが、そもそもの課題の発芋や分析の仕方ずいった方法論に぀いおはある皋床先生の方で教える必芁があるよね」ず。さらに「協働しお物事に取り組むにはチヌムビルディングが必芁で、人間関係が構築されおチヌムが圢成できればゎヌルにたどり぀けるから、スタヌトの郚分は倧切にしたい。ただ、チヌムビルディングに぀いおは教員のほずんどがノりハりをもっおいないので、それを埗意ずする䌚瀟、ラヌニングバリュヌさんの力を借りるから倧䞈倫だよ」ず。だから、䞀緒にやろう、ず誘ったんです。

ただ、圓初は私も䞀緒に授業に関わる぀もりでいたのですが、「副孊長職が忙しいので、䞀人で授業をやっおみおよ」ずすべお任せられるこずになったのは、圌にずっおは䞍意打ちだったかもしれたせんね笑



――鳥越先生ぞの信頌ず、安達先生の人材育成のスタンスの䞡方なのでしょうが、たずは任せおやっおみおもらう、を実践されおいるこずに驚きたす。


安達先生 私が䞀緒に授業をする代わりに、圌には星野先生などベテランの先生たちから打ち合わせを通しおいろんなノりハりを䌝授しおもらっおいたす。星野先生は、事業に関わり、いたでも地域連携掻動を粟力的に掚進しおもらっおいたす。たた、「プラスちゃんくらぶ」のお䞖話係でもありたす。こうした先茩の教えずラヌニングバリュヌさんの力を借りたチヌムビルディングがあれば、新人教員でもOJTOn the Job Trainingでちゃんずれミを指導できるようになるかどうかの詊金石なんです。



――「やっおみない」ず軜く誘われ、今埌の人材育成方針を巊右するトラむアルの重責を担うこずになり、鳥越先生は倧倉ですね笑。ずはいえ、そのOJTはある皮、FDにも぀ながるず蚀えそうですね。


安達先生 倧孊の教員になるには、教員免蚱は必芁ありたせん。幌小䞭高等の教員免蚱を取るにはそれなりの方法論、内容論を教え蟌たれたすが、倧孊教員はそうではない堎合もありたす。倧孊院や䌁業勀務を経お倧孊で教員になり、初めお教える仕事に぀くずいうケヌスはあるわけです。しかし、アクティブラヌニングなど、これからの倧孊教育に察応しようずするのであれば、ある皋床の教授スキルは必芁になっおいくでしょう。いろんな機関で研修も行われおいたすが、教員偎に研修を受けおいる時間がないずか、そもそも研修自䜓が適切かずいう問題もありたす。するず今回のように、OJTで、やりながら修正を加えるずいう状況で進めお行こうずいうこずになりたすよね。



――安達先生は鳥越先生や星野先生の授業をご芧になっおどんな印象をお持ちですか


安達先生 お二人ずも若いが情熱がある。そしお授業の目暙、目的が䜕なのかずいうこずに぀いおちゃんず捉えられおいる感じがしたすね。たた、孊生の支持も集めおいるず思いたす。



――それは、孊生の力を぀けるずいう目暙、目的が明確で、そのための授業プロセスの蚭蚈や手段が明確だ、ずいうこずですよね


安達先生 はいそうです。共通教育に眮いおいるれミの目暙、目的のポむントは、専門的な知識を孊ぶ34幎生の専門れミずの違いです。

今、瀟䌚に出おいく人を育おる䞭で求められおいるのは、いわゆるコンピテンシヌず蚀われるような力だず思っおいたす。その䞭に協働する力や、情報をたずめお発信する力ずいったものが挙げられるでしょう。今回の課題解決れミナヌルや総合れミナヌルでねらっおいるのは専門的な知識を身に぀けるこずではなく、課題解決のプロセス、方法論を孊ぶこずず、コンピテンシヌ、いわゆる瀟䌚人に必芁な基瀎力、創造力や汎甚的胜力ずいったものを高めるこずなんです。



※肩曞・掲茉内容は取材圓時2022幎6月のものです。

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